解体工事終了



八千代の家再生工事の解体工事が無事終了しました。
屋根を降ろしたので、期間中の雨を心配しましたが
連日の晴天続きで、職人さんの熱中症を心配する程でした。
暑い中作業をしてくれた職人さん、お疲れさまでした。

内外壁が全部落ち、構造が表わになったので
構造補強の打合せを行いました。

写真は、南東の角部分の見上げです。
2階のベランダを支える梁(左側)が突き出ているので
胴差(2階の梁)部分の架構が複雑になっています。
構造上要となる大梁も南東角の通し柱まで通っていません。
ここは1階、2階共、筋かいの耐力壁の入る大切な壁ですが
現状では適切に、耐力が得られない状態です。

右図のように、
2階の耐力壁と床の荷重が適切に伝わるように
補強梁とパネルで補強し、架構を一体化することにしました。

何で今頃そんな重要なことを決めるの??
と不思議に思う読者もいるでしょう。

設計を進める前に、できるかぎりの調査はしていますが
既存の図面がない場合は推測で進めざるを得ない部分もあります。
特に胴差(2階の梁)廻りは小屋裏のように
中に入って架構を確かめる事ができないので、
調査だけではどうしても把握しきれないところでした。

再生工事では解体と平行して架構の再調査を行い
現況に則した案にその都度修正する必要があります。

八千代の家では
写真のような構造を是正しなくてはならない部分が一部見つかりましたが
雨漏れや不朽による構造材の損傷がまったく無く、
構造材料自体は全て健全な状態でした。よかったです。
構造材の損傷も解体してみて初めて全容が解るようになります。

解体工事が終了し、これから住宅に新たな手を加えることになるので
建物の四方に御神酒を捧げて工事の安全祈願を行いました。
そのあとお施主様が一席を設けてくれました。
ごちそうさまでした。

いよいよ再生工事が本格的に始まります。
<酒井>

ハイブリッド給湯器

昨日「ハイブリッド給湯器が出たので、設置を検討したい」とクライアントから連絡があった。エコジョウズやエコキュウトウまでは、理解していたつもりだが、「ハイブリッド給湯器」なる機器は今まで検討したこともなく、ECO ONEを出している、リンナイ(株)に新商品の説明を聞いた。

まず従来のエコ設備機器のおさらい。
「エコジョウズ」は水が通る熱交換器を燃焼によって生じた高温ガスに当てることで、ガスから熱を回収し温水を得る、潜熱回収型ガス給湯器のこと。「エコキュウトウ」はヒートポンプ技術を利用し空気の熱で湯を沸かすことができる電気給湯機のこと。

そして、「ハイブリッド給湯器」はと言うと両者の良いとこ取りの給湯器のことだそうだ。

「エコジョウズ」はオンデマンドでお湯をつくり給湯する装置だが、キッチンや洗面所などの少量のお湯を供給するにはエネルギーロスが多かった、また「エコキュウトウ」では昼間の気温の高い時期にヒートポンプを作動させるのが最もエネルギー効率がいいにも関わらず、大量のお湯を温めるには電気料金の安い深夜電力を使わざるを得なかった。両者の欠点を補ったのが、「ハイブリッド給湯器」という訳である。つまり、この「ハイブリッド給湯器」は少量のお湯は、効率のよい電気式のヒートポンプを使って小型のタンクに貯蔵・保温し、大量にお湯を使う時は、「エコジョウズ」を可動させて対処するシステムなのである。お湯を貯めるタンクも50リットルと小型なので、巨大なタンクを持つエコキュウトウよりも設置の自由度が高い。

いいこと尽くめのようだが、設定価格が「エコジョウズ」の1.5倍もするのである。メーカーの話だと、給湯だけでなく、暖房時も「ハイブリッド給湯器」をフル稼働させれば、価格差はエネルギー効率の高さでペイできるとのこと。さてどうしたものか……。

<酒井>

宝生ビル トイレ改修工事 -番外編-



宝生ビルのトイレが竣工して1週間がたちました。
なかなか快適です。
建築の仲間も見に来てくれました。
皆さん前の状況を知っているので、驚いています!

本日は番外編、壁を2面だけ漆喰で塗りました。

大学時代の友人からNHLという水硬性石灰なるものを譲り受け、
左官職人さんに塗ってもらいたいところですが
予算の都合上、地下の居住者総出+友人で塗りました。

男子トイレは力強く、金コテ仕上げ。

女子トイレは、少し柔らかく刷毛引きに
でもそんな技術はないので軍手で撫でました。(上記写真)

NHLの消臭効果を活かして、もっと活用できないかと友人は研究中とのこと。
ペットの匂いなどで悩んでいる方にいいそうです。
確かに彼女の家は家犬がいますが、匂いが気になりません。
持続性やどれくらいの量塗らないと効果がでないかとか、気になることろです。
興味のある方は当事務所まで見学どうぞ。

<太田>

宝生ビル トイレ改修工事 竣工!



宝生ビルの地下トイレが無事竣工しました!
職人さんがた、猛暑の中お疲れさまでした!!

以前がどうであったか、思い出せないほど快適になりました。
今まで来所されたお客様には、本当にご不便をお掛けしました。
トイレが気持ちいいと、ほっとするものがあります。

ものを長く使うことは大切に思っていますが、
時には思い切って、不要なもの、壊れたのものは処分し、
手を入れることの大切さを改めて感じました。
もっと早く直してもらえば良かったな、というのが、今の感想です。

あいかわらず、地下の湧水というか黒い液体は出ていますが、
2重壁の奥、防水もうまくいき、排水口へ流れていきます。
点検扉、水栓、蛍光灯もつけたので、メンテナンスも万全です。

この工事は既存の写真を交えてHPで後日ご紹介したいと思います。

<太田>

宝生ビル-トイレ改修工事 仕上げ工事進む!(6日目から9日目)



宝生ビルのトイレ改修工事、早くも9日目を迎え、
仕上げ工事もほぼ終盤に近づきました。

6日目:大工工事
7日目:床タイル張りと大工工事
8日目:塗装下地と一部仕上げ塗り
そして、
9日目は塗装の仕上げ塗りと階段の長尺シート張りです。

工事は、ナカヤフレックスさんの指揮のもと着々と進みますが、
中には予定外のことが起きます。

写真は男子トイレ入口。(奥に見える小さな扉は2重壁の点検口、その手前が入口)
コストを押さえるために、扉のみ作り直し、枠は既存のものを再利用する予定でした。
枠の上下の寸法は測り、新しい扉を作ったそうですが、枠の中央部がゆがんでいて扉とあわず、
扉を工場に持って帰り直さなければならなかったとか、
戸当たりは作り直さなければならなかったり。

天井を開けてみれば、上の階の排水などが予想以上にたくさん通っており、
換気扇のダクトがうまく行かないので、換気扇の器械を増やさないといけなかったり、
換気扇が増えれば、照明器具をつける場所がなくなり、、、と連鎖的に大変です。

既存の壁も曲がっていたり、水勾配もあり、
いろいろ手のかかることばかりです。
でも、職人さんたちはうまく調整し、丁寧に仕上げていきます。

もう少しで完成です!

<太田>

宝生ビル-トイレ改修工事 5日目!

レンガ工事

宝生ビル トイレ改修工事5日目です。

煉瓦が積み上がってきました。
流しスペースと女子トイレの境の壁を積んでいるところです。

今回煉瓦を採用した理由は、
宝生ビルが煉瓦タイル張りの外壁なこともありますが、
「煉瓦は積んだら完成!」つまり、煉瓦そのものが構造であり仕上げになるということ。

煉瓦でなければ、
下地の骨をつくり、ボードを張り、ボードのつなぎ目を整え、タイルや塗装で仕上げる。
または、下地の骨をつくり、表面に樹脂系のシートなどを圧着した複合的な建材を張る。
前者は工程が多くコストもかさむ、後者は単一で少々味気ない仕上りになります。

遮音効果もあり、水に強く、使うほど味がでて表情もいい。

こんなところが、煉瓦にした理由です。

夕方には、無事煉瓦工事は完了しました。
地下のがらんどうが、煉瓦壁によって、「骨格のある空間」になりました。

<太田>

宝生ビル-トイレ改修工事 4日目!

タイル工事

今日はトイレ改修工事4日目です。

朝7時から、ナカヤフィックスの中谷さんが墨出しをしていました。
工期の短い仕事でも、このような段取りでスムーズに進むのですね。
(タウンファクトリーはサマータイム実施中なので、出勤時間が早いのです。)

そして、煉瓦工事のスタートです!

今回の工事は、三穴煉瓦に鋼棒を通し、強度をとります。
その鋼棒の上端を上階のデッキとつなぎたいのですが、
雑居ビルの地下1階、天井には配管が多くあり、
うまい具合にピッチがあわず、むむむ、と悩んでいるところです。
換気のダクトを少しずらしたりして、アンカーを確保。

大きくTの字の壁をつくります。お互いをかませる積み方にしました。
今日は14段ほど進みました。暑い中本当にご苦労さまです。

目地の押さえ方も、どんな感じがいいか打合せながら進行です。
宝生ビルの外壁の目地は深目地でかなり押さえてあります。
今回は室内なのでもう少し柔らかく、深めの上ホウキで少し荒らしてもらいます。

煉瓦積みの上端をどのようにするか、今まで、しっかり見た事がありません。
明日は煉瓦工事完了予定、楽しみです。

<太田>







宝生ビル-トイレ改修工事 3日目!


事務所の入っている「宝生ビルのトイレ改修工事」が着々と進んでいます!

1日目は古い機器・床タイル・天井撤去など、そして天井内新規ダクト工事
2日目は新しい床下配管、壁の下地づくり(モルタル塗りやカチオン塗り)

そして、3日目の今日は地下の湧水を集水する、溝ができました!

水を止めるのなどと言った無理はせず、床に水勾配をつけ、溝に集水し排水する。
この、改修工事の大きな目的です。
今までは地下でありながら、二重壁もなかったので、
床に湧水が広がり、衛生面も使い勝手も悪かったのです。
これで一安心です。


写真は流し台が置いてあった部分や器具の取り付け跡を
モルタルで補修しているところです。
暑く、狭い現場で大変そうです。
この後、タイル面に「カチオン」という下地を塗っていきました。
タイル面にぴたっと定着します。
当初の計画ではケイカル板を張ってタイルを張り直そうとしていましたが、
今どきは「カチオン」下地でタイルでもペンキでも漆喰でも
上から直接、施工できるのだそうです。
プラスイオンの働きだとか、左官屋さんも絶賛していました。

明日からいよいよレンガ工事です。
工期は10日。
扉ももうできているそうです、、、。
早い!早い!

<太田>

日本漆喰協会作品賞


 
日本漆喰協会作品賞に応募していた「てつがく邸」がこの度、作品賞を受賞しまた。

施工は(株)ハセベ、左官は(有)柴又左官工業です。
皆様のおかげで素晴らしい賞を頂く事ができ、心より感謝しております。

6月中旬に現地審査がありましたが、漆喰の仕上がりはもちろんのこと、端部の納まりや割れの有無など細かく審査していました。受賞の決めては、準耐火建築物での外部への漆喰の使用と入り組んだ階段部分や見切りのない大面積の漆喰壁が竣工後1年が経っているにも関わらず、割れがほとんど生じていないことだと思います。

(有)柴又左官工業による丁寧は仕事は言うまでもなく、プラスワン構法という軸組パネル工法による住宅なので、剛性が高く壁面の動きが小さいこと、準耐火構造による強化PB15の下地が、一般的なPB12.5の下地よりも撓みが少ない事から全体として割れが生じにくい構造になっていたことが功を成したと思います。

漆喰は調湿機能等さまざまな効用がありますが、何よりも漆喰の塗られた壁の上質な質感と、肌感覚が僕は好きです。しかしながら今まで大壁に漆喰を塗るのは割れの面で抵抗があり、あまり採用したことがありませんでした。構造計算と漆喰壁は一見縁のない要素と思われるかもしせませんが、許容応力度設計により梁の撓みを小さく設計すれば、結果として割れを軽減することができるのです。今後は積極的に漆喰を使って行きたいと思います。

<酒井>

宝生ビル-トイレ改修工事 始動!


今日は工事着工前に、施工のナカヤフィックス(有)さん
とレンガ施工の東京ブリックさん
そして、隣の事務所のスタジオアスタさんも出席して顔合わせです。

現場の天井を少し剥がしてみました。
天井内の既存配管が意外と多く、
煉瓦のアンカーと当たる、、、。
細かな調整が必要ということがわかりました。
じっくり顔をつきあわせての打合せです。

以前、監理をしていた現場の所長が
「時間」と「お金」があれば、なんだってできるよ。
と、言っていました。
早くもろもろ決めなさい、って半分イヤミだったのでしょうが、
お金と同じくらい時間も大切だと、良く言われました。
この所長面白い方で
「今度」と「お化け」は出たことがない、
といつも言っていました。
また今度ね、なんて、先延ばしもダメだと。。。

現場が動き出すと、ワクワクもしますが
ドキドキもはじまります。
そしてこの所長さんのことも思い出します。

宝生ビルは煉瓦タイル張りのかわいらしい建物です。
そこのトイレにしっかりとした煉瓦積みの壁を
作りたいと考えています。
毎日見ても、毎日違う表情があるような壁をもつ、
ちいさなフレッシュ空間にしたいです。

<太田>








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